Cocktail

カクテル

【系統】 クライミング・フロリバンダ系
【作出】 Francis Meilland (1957 フランス)
【交配】 インデペンデンス Independence × オレンジ・トライアンフ Orange Triumph

咲き始めは明るい赤色に底が黄色、咲き進むと底が白になる。
多花、返り咲き、四季咲き性が強く、耐病性に優れた強健種。

【育てた感想】

2009年(?)に1年苗をホームセンターで購入したもの。
家にあるバラの中で一番古いもので、訳も分からずムチャクチャな育て方をしてしまった。
何より悔やまれるのは、半つるなのに木バラのように切り詰めてしまったこと。
切りすぎてイジケてしまったのか、新しい枝が出ない。
いつか機嫌を直してくれる日がくるのか。
というか、挿し木して最初からやり直したい…。

●2013-06-08

2013/06//08

蕾から開き始めの花。
最初は中心が黄色っぽく、赤も明るい鮮やかな赤色。
この咲き始めの色がとても目を引く。
これがこの品種の特徴。

●2013-10-03

2013/10//03

秋バラが咲き始めた。
夏はうどんこ病と黒点病で弱っているはずなのに次々と花をつけて心配になるほどだったが、秋は少ししか花がつかない。
肥料が足りないとかもあるんですかねぇ…。

でもそのぶん香りが強くなっている気が。
すっと爽やかな中にもフルーティな香りが混じっている。
この品種は一般的に香り面ではあまり評価されてなくて微香と言われているのだけど、我が家のはほかのバラに比べたらあるほう。
一体どうしたことか。
切り詰めてあまり花数が多くないせい、とか…。

それにしてもこの香り…。
昔、小学校の花壇に植わっていた赤バラと似ている気がする。
そのバラは八重の木バラで、これとは絶対に違うのですが。
秋に一輪だけ咲いていたそのバラがあまりにも綺麗だったので、先生がいないのをものすごく確かめ、花壇に入って近づいたんです。
指で触れたら、花びらがパラっと崩れて全部散ってしまい。
あの時のドキドキは忘れられません。
先生に見つかったらとても怒られたでしょう。
いつも花壇に入るなとスッゲー言われてましたから。
しかし、せっかくだからと散った花びらを拾って帰りました。
そのときの花びらの香り…。
その花も微香でしたが、爽やかで、ズキンとくる香りでした。
いろんな意味で胸がキュンと切なくなる香りの思い出。
やっぱ、どんなことでも盗みはいかんよね…。
でも、私はバラにあのときの切ない記憶を求めていたのかもって思ったのです。
あのバラはほんとに綺麗でしたから。
フクザツだな。