今、社会が揺れていると言われますが、揺れているのは自分の心ではないでしょうか。では、どうすればよいのか。自分の根っこを育て、人間力を高めることです。そのキーワードが、「いのち」です。
会社でいのちの話? そう驚く方もいますが、新しい眼差しでの人間教育です。根っこを育むためには、順番があります。まず、本当に大切なこととは何か、どう生きるか、どう働くかを自分に問いかける。その向こうに、生きがいや働きがいが導かれるのではないでしょうか。それが、一人ひとりの意識を変えて、人間力を高めてくれるのです。
そのとき、いのちをどう実感しているかがとても大切になるのです。いのちをみつめると、限りがある・生かされている・つながっている・生かされている・かけがえががない・支えられていることなどを感じます。その感性が、自分の思いを深めてくれます。
たとえば、「限りがある」。使命とは「命を使う」と表します。自分のいのちには「限りがある」、そう心の底から実感するとき、限りある自分のいのちを何に使うべきかの思いが導かれて、本当の使命感が芽吹きます。
また、自分が「支えれている」との実感が、周りの人への感謝や思いやりを深めます。自分だけが幸せなりたいと願う心のままでは、どんな立派な理論や方法を学んでも必ず行き詰ってしまいます。
さらに、自分が社会・仲間・先人と「つながっている」との思いが、連帯感や世代責任を生みます。その中で、自分のアイデンティティーが築かれていくのです。
こうした心の教育には、凄い生き様や思いに向き合い、共感と感動の中で自問自答することが絶対に必要です。
私の歩みを振り返ると、いろいろな体験をして、たくさんの出逢いをいただきました。大企業の管理職、長女の小児がん発病・闘病・死別、小児がんの支援活動、早期退職、起業、いのちの授業・いのちの研修・・・。それは、苦悩、絶望、怒り、悲嘆、気づき、感謝、喜び、希望の積み重ねでした。
今、一つの確信ができました。いのちをみつめるとき、本当に大切なことに気づき、幸せになれると。
その実体験と思いをもとに、いのちをキーワードにした人間教育をさせていただきます。主な命題は、「根っことは何か〜いのちをみつめる意味」「自分を変える〜人が根本から変わるとき」「大切にしたいこと〜働く、ご縁、キャリア、家族、幸せ、患者家族の思い」「自己改革宣言」などです。
単なる知識やスキル論ではなく、共鳴・発見・感動を基本に運営します。また、主催者のニーズを織り込み、受講者との意見交換と気づきを通じて、自己改革への実践の第一歩を導きます。
この新しい眼差しの人間教育は、業種を超えてたくさんの企業・団体が、新入社員・管理職研修や経営セミナーに導入されています。また、新聞・雑誌・テレビなどでも紹介をいただいております。
小さく拙い思いですが、「本当に大切なこととは」「どう生きるか、どう働くか」を問いかける、「いのちの人間教育」が広がることを念じています。
鈴木 中人拝
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