四季桜も 寒さでもう氷つきます。
いよいよ自然界のほとんどが冬眠に入りますね。
人間の身体も基本的には他の生物と同じで、活動的な
生活は控えているのが良いみたいです。
さて、小原庵でのお食事は・・・。
たっぷり栄養を蓄えた自然薯としし肉のお料理です
ししは、猟師のおじさんに言わせると、3年ものが一番美味しいそうです。
でも相手は自然界の自由人、
こちらの希望でいつも希望の物が手に入るわけではありません。
ロースのしし鍋、尻こぶたの塩煮、スペアリブの炭火焼き、そして早春の山野草。
日本の冬の味をお楽しみください
冬の薬膳
冬至は一年中で一番昼が短く夜が長い日のこと。言い換えれば最も太陽が弱い日、陰陽交代の分岐点です。
日本では柚子湯に入る習慣がありますが、これは禊の意味があり、特に黄柚子が用いられるのは、滅亡、消失、生化、育成という自然界の変化時、そして大地を象徴する黄色(「土」は万物の基盤、邪に打ち勝つ意味もある)に由来してのこと。
もう一つの冬至食はかぼちゃです。かぼちゃは冬の野菜不足を補う貴重品であるとともに、利尿、解毒の作用があり、胃腸を丈夫にして虚弱を治し、特に子供の発達に貢献し、中風が治るとの言い伝えもあります。最近は癌予防食としても脚光をあびてきました。
中国ではまず元旦から六日までを六蓄(馬、牛、羊、鶏、犬、豚)感謝日とし、そしてやっと七日目が人間の日「人日」。薬草である七草を食べ、疲れた胃や身体を労わり、新しい年の健康を祈ります。
日本では平安時代、六蓄を食べる事は禁じられていたので人日だけが取り入れられました。
七草のセリは、ビタミンのAやB群、貧血や高血圧、高脂血症、動脈硬化によく、ナズナは高血圧、貧血の改善。ゴギョウは痰を切り、熱を去り、風邪予防。ハコベラは利尿作用。ホトケノザは健胃、整腸。スズナは気を下ろし、五臓の働きをよくし、スズシロは健胃、消化促進、利尿、咳止めなどに働きます。
もしも七草が手に入らない時は、小松菜、三つ葉、京菜、大根、かぶの葉などを利用して菜飯やお粥を炊きましょう。